部分床義歯について
部分床義歯とは残っている歯が1~13本で、その歯がない部分に歯の変わりになる物を作って補うことです。
義歯は大きく分けて、「義歯の材質」と「義歯固定の種類」の2つに分けられ、組合せは多種多様です。
義歯の材質
■ 金属床
[メリット]
- 丈夫である
- 水分を含まないため清潔である
- 薄くできるため違和感が少ない
[デメリット]
- 保険適用外のため費用がかかる
- 金属アレルギーを発症する場合がある
※発症の少ないチタン床もある
■ ノンクラスプデンチャー
[メリット]
- クラスプ(義歯をバネで固定する金属)がないので審美性に優れている
- 弾力性が高いため破損に強い
- 金属床とのコンビネーションも可能である
- 金属アレルギーの心配がない
■ 保険義歯
[デメリット]
- 丈夫にするため厚くなり違和感がでる
- クラスプが見え、審美性に欠ける
- 水分を含むため細菌がつきやすい
義歯固定の種類
■ クラスプ
[デメリット]
- クラスプが見え、審美性に欠ける
- 金属アレルギーを発症する場合がある
■ コーヌスクローネ(内冠と外冠の摩擦による維持力)
[メリット]
- クラスプがないので審美性に優れている
- 咬合力が回復する
■ 磁性アタッチメント(磁力を応用しての維持力)
[デメリット]
- MRIなど検査に使用できない
- 保険適用外のため費用がかかる
その他の義歯固定の種類
- ミニダルボ
緩圧型歯冠外アタッチメント
- チャンネルショルダー
ミリングにより確実な維持力とガイドの役割もある
- ローリング
ゴムによる維持力
上記のようにいろいろございますが、義歯の材質と固定する種類の組合せにより費用が変わってきますので専門の医師にご相談ください。